悪玉コレステロールなんてあるはずない

動脈硬化学会と厚生省の発表

 

 

中部大学教授の武田邦彦氏が書いているブログが話題になっています。表題は「ヘルシーで癌になる可哀想な日本人!」ということで、食品と体内コレステロールは違う、マスコミに騙されていけない!と訴えています。

 

以下は武田氏の文面の要約です。

 

コレステロールショックという事に関して私は少し連載ものをやりました。我々の健康を考えてみようという、健康シリーズのひとつです。これは非常に大きなことなので、ひとつのまとまりにしようと思います。

 

第一回では、「間違いのもとはどこにあったのか」ということで、ハイカラなコレステロールという題をつけました。動脈硬化学会と厚生省がコレステロールと食事は関係がないと発表し、これは本当に大変な巨大な事件だと思います。

 

常識として、国民の多く、特に年配者はコレステロールを注意しなければならない、脂っぽいものを多く食べてはいけないと思っております。ヘルシーな食事といって、脂肪の少ない料理、コレステロールの少ないタレ、サラサラサラダとかを採り上げました。これは健康の問題ではなく、日本人の食事全体に非常に大きな影響を与えました。

 

しかし、コレステロールは食事と関係ないと今更言われたら、「本当?一体、なに?」とびっくりします。ビッグニュースなのに、テレビ、新聞も報道したり、特集番組を組んだりする気配がありません。それまで長い間、誤った情報を流していたわけですから、ちょっと自分たちの体面を考慮して金縛りにあっているような状態なのでしょう。

 

専門家でも見抜けなかったとも言えます。しかし、健康は国民のものであり、マスコミは一刻もこれを報道して、今まで間違っていたことを訂正しなければならないわけです。